手作り石けんの販売活動

 コロナ禍以前まではYMCA立町会館で大規模なバザーを実施していましたが、今年度も感染症予防のため中止となりました。このような情勢でも出来ることがないかと動き出した年長組の子どもたちが中心となり、手作り石けんの販売活動を行いました。

 この活動で集まった収益は、障がいを抱える方々や児童養護施設で暮らす子どもたちへの活動支援、YMCAを支えるボランティアリーダーたちの育成費に用いられます。

 年長組の子どもたちに、障がいについてや、様々な事情でお家の人と離れて暮らす人がいるということを伝えると、「かわいそうだね」「車いすの人を見たことがあるよ」などと、会話が続き、様々な感情が巡っている子どもたち。一致していたのはどの子も「力になりたい」「助けてあげたい」という気持ちを持っていたことです。

 自分とは全く違う暮らしをする人たちのために、買ってくれるお家の人たちのために、そして、みんなに元気を届けるために…。心を込めて石けんを作り、メッセージカードも添え、本物の商品のようにラッピングもしました。

 当日は、子どもたちの元気な接客にお客さんが大勢集まり、3日間で用意したせっけん100個は見事に完売しました。今回の活動を通して、自分たちの力が誰かの元気や幸せにつながることを身をもって実感した子どもたちです。

 活動の趣旨を理解し、ご協力をしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。